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wowakaさんとヒトリエに愛を込めて【4】- イマジナリー・モノフィクション

前回のブログ→【3】REAMP

2月は『REAMP』『イマジナリー・モノフィクション』『DEEPER』『HOWLS』と続いていて大変だ。すでにギリギリ追いついているぐらいのペース笑 今回は前振りなしに早速本題へ。

 

本日2月19日は1stミニアルバム『イマジナリー・モノフィクション』リリースされた日です。

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アイマイ・アンドミー

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「忘れ続けた恋の行方を 歌うあたしを見てごらん、ねえ」

私がよく「とりあえずヒトリエ」と思い立った時によく選ぶ曲がこちら。歌唱から始まり、スピード感や言葉の流れも心地良すぎる。とにかくハイセンスな一曲だなと感じる。1サビ終わりの「せっ!」もボカロから馴染みのあるファンだと刺さるポイント。

 

生きたがりの娘

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当たり前にひとり

アイマイ・アンドミーが曲の勢いや、音の厚み、構成でハイセンスだと感じるなら、こちらは、言葉選びと言葉の音のはまり様にインテリジェンスを感じる。wowakaさんの描く少女性が濃厚に詰まっていてとても好きな一曲。この曲は特に歌詞が好き……なので、歌詞引用が特に困った笑

ところでこの曲の振り仮名は「いきたがりのこ」であってたっけ。ヒトリエwowakaさんからの注釈を見たような気もするし、ファンの解釈止まりな気もするし……

 

アンチテーゼ・ジャンクガール

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こじらせたあたしの劣等、劣等、劣等症!

私個人の話をすると、アンハッピー・リフレインからヒトリエにハマるまでにはブランクがあって、私がハマった頃には『WONDER and WONDER』が出ていた。アンチテーゼ・ジャンクガールは1、2曲目ぐらいに聞いた曲でイントロから衝撃が走った。「ああ、ボカロで1番大好きだったwowakaさんの曲だ、間違いない」と。ありきたりな言葉にはなるけど、ワンフレーズ聞くだけで「この人だ」と確信する唯一無二性はすごいと思う。

アンチテーゼ・ジャンクガールはMVも特に良い。こういうちょっとチープさもあるぐらいの、バンドマンが小芝居をする、謎ストーリー性のMVがちょうど良いんだ……まあでも「この時代」感は否めないけど。靴屋の店員のシノダさんの場面の、なんか危なっかしい感じがサブカル臭強すぎて良すぎる。

 

踊るマネキン、歌う阿呆

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きらい、きらい、きらい、いや好き

気づけばライブ定番曲になっていたコチラ。このDEEPERの時のツアーのライブ映像はヒトリエライブ動画の中でも群を抜いて良い。とりあえずヒトリエのカッコ良さを知ってくれと見せるなら断トツでこれ。2サビ前の芸術的な観客のはしゃぎ様すらも愛おしい。

曲前の「お客様の中で踊り足りない人はいらっしゃいませんかー!」もイガラシの異次元ベースソロもすべてが好き。これを聞くとヒトリエのライブだと熱くなる。踊るマネキン、歌う阿呆の曲振りは、IKIツアーの時のはwowakaさんがちょっと可愛くてこれはこれで好き笑*1

 

(W)HERE

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『そう、ただ、それを知ってしまいたい どこに、どこに行くんだ?』

シノダさんがボーカルをするようになってからよく「とんでもなく良い曲」*2と前振りを入れてから披露するのがこの曲。タイトルのとおり「どこ」と「ここ」の座標の不安定さが、心の琴線に触れるような曲。あえて指示語を多く使って曖昧に見せるwowakaさんの言葉選びが好きだなあ。

 

ever ever ever

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彼女の描いた思想は理論武装に破れた

この曲聞くとシノダさんが愉快な動きしてたのを思い出す笑 確か3人になってからも一回聞いたかな、ちょっと自信ないけど。この曲はシノダさんの雰囲気にも合う気がするので、久々に聞きたいな。

私が初めて行ったヒトリエのライブは、イマジナリー・モノフィクションの期間ではなかったのに、アイマイ・アンドミー、(W)HERE、ever ever everが聞けて、かなり嬉しかった思い出。確か、wowakaさんのボカロ時代の名曲、ワールズエンドダンスホール、積み木の人形、テノヒラ、プリズムキューブも聞けたのもそのライブだったので、初ライブはかなりレア且つ濃厚だったな……

 

浮遊と沈没と

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ひとり、姿を失くせど 行け

ゆったりとした重めの曲の中でもかなり好きなこちら。これも比較的最近のライブでもよく聞く気がする。軽快めな曲が続いた中でこの重みで終わるのがとても良い。

 

さて、今回は『イマジナリー・モノフィクション』でした!

私個人的には、ミニアルバムという形態がかなり好き。CDという文化が衰退し、シングル配信が今後当たり前になっていくんだろうな思う昨今。ミニアルバム、フルアルバム、ベストアルバム、トリビュートアルバムなどなど、アルバムの様々な形のその趣深さは消えないで欲しいなとも思う。ヒトリエでは3枚ミニアルバムという形態がある。少ない曲数で濃密1曲1曲の個性を光らせたり、少ない楽曲だからこそアルバムとしても統一感も彩られたり……『イマジナリー・モノフィクション』は、メジャーからすぐのアルバムということもあって、この二つのどちらともの要素を備えた濃いアルバムだと思ってる。

では、日付が変わってしまう前に、今回はこの辺で終わります。

 

タワレコのPOP芸が面白かったのもイマジナリーの時だと記憶してるんだけど、すぐに見つからなかったのでニアピンを。

 

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