前回のブログ→【2】ワンミーツハー
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— ヒトリエ (@hitorieJP) 2024年2月2日
「OOPARTS 2024 」
出演決定❗️
[日時] 2024年4月13日(土)・4月14日(日) 2DAYS
OPEN 10:30 / START 12:00
[会場] 岐阜市文化センター
※ヒトリエの出演は
4月13日(土)となります
詳細はこちらhttps://t.co/d0AANTb9PE#ヒトリエ#OOPARTS2024#cinemastaff pic.twitter.com/JsYQg3NmmE
前回同様、本題に入る前に別に話をしたい。
ヒトリエが4/13(土)に岐阜市文化センターで開催される、『OOPARTS 2024』への出演が決まりました!
OOPARTSとは、岐阜県出身のロックバンドcinema staffが主催するフェスで2013年から毎年開催されています。ヒトリエは、2022年に初出演して今年は2回目です。2022年の時の様子はコチラ。
【ヒトリエ】
— OOPARTS GIFU (@OOPARTS2020) 2022年4月17日
4/17(Sun)
cinema staff presents
”OOPARTS2022”
at 岐阜文化センター
BUNKA ARENA
「BLUE STAGE」
Photo by @vizkage#OOPARTS2022 pic.twitter.com/1aI1Yqhx9O
この時現地にいましたが、ヒトリエを初めて見たという人も多そうで、終わった後に初見さんたちの「いや〜!かっこよかった〜!」が気持ちよくて仕方なかった。この時のMCでシノダさんが開口一発目から「どうも〜〜cinema staffの宿敵、ヒトリエです」と言っていた。多分、宿敵と思ってるのはシノダさんだけなんだよな笑
そんな拗らせシノダさん、終盤には宿敵のcinema staffに対して、「三島よりも良い曲作れてると思うし、辻よりも上手くギター弾けると思うし、飯田よりも良い声で歌えると思うし……久野よりもインターネットの人気者になりたい」みたいなことを言っていて大変ツボだった。ちなみに、その日のcinema staff飯田さんのソロステージでは「ヒトリエのシノダくん、あんなに歌ってギターが弾けるギタリストはいない」みたいな賞賛をしていた気がする。……そしてこの因縁は、翌年のcinema staff x ヒトリエ SPLIT TOUR 「Versus Feedback」へとつながっていくわけだった……
というわけで、『OOPARTS 2024』を宜しくお願いします! 主催のcinema staffは勿論最高のバンドマンで私も大好きです。今年も豪華な顔ぶれでより一層楽しみ。あと、岐阜の美味しいグルメも推しポイントです!
(前回までのブログの文体が変わってるのは気にしないでください。結局口語的な感じのが書きやすい。)
さて、本日2月17日は5thアルバム『REAMP』がリリースされた日です。
curved edge
ほら面倒臭いフレーズ 聴神経に突き刺され
2020/12/7、3人体制になってから、初めて世に出された一曲。こう書いてビックリした。そうか、あの新木場studio coastのライブから1年以上の時間が経ってからようやく1曲出たんだと。そんな時間の感覚も忘れるぐらい、3人になってからの時間も長くなったものだなと感じる。
でもこの曲が出た時に、wowakaさんがいない喪失感よりも、ようやくヒトリエの新曲が聞けた嬉しさのほうが強かった気がする。確かに、wowakaさんと一緒に音楽を作って来た人たちの『HOWLS』の次の曲であることに間違いはなかったから。音の一つ一つやフレーズが、聞き馴染んだヒトリエの音で、「ああ、ヒトリエは現在進行形なんだな」と救われた気持ちになった。
歌詞だけは新しくて、でもこのストレートな歌詞が、wowakaさんをずっと感じていたい私らみたいな人たちには、響くものがあったんだなと思う。この曲を筆頭にREAMPは全曲そんな感じ。
ハイゲイン
最低、最悪の不退転
この曲を初めに聞いた時に「もうずっと着いて行こう」って流石に思うぐらい、あんまりにもカッコよかった。確かに、この曲は全体的にシノダさんの曲というカラー。でも「悲しくて辛い時こそ、曲は速く音は大きく」という私の思うwowakaさんの精神が、この曲にはあって、それが1番私に響いた。REAMPの中でも特に好きな曲。
ヒトリエ 「ハイゲイン」https://t.co/CAWnBEv2lS pic.twitter.com/HZ7lg3X52Y
— イガラシ (@ygarshy) 2021年2月17日
4人の時からシノダさんとイガラシさんがメンチ切ってるようなライブパフォーマンスが大好きなんだけど、背中合わせは胸熱だった。言われ尽くされてるけど、このMVは今までの使用楽器や機材が並んでて、wowakaさんのギターも置いてあるのが良いんだ。
メンバーの思い出エピソードの話も残したい。
dirty
頭の中から逃げ出したあなたを 探している
curved edge、ハイゲインとシノダさんの楽曲が続き、dirtyはイガラシさんの作曲。イガラシさんの作曲は今出ている分だと、バラードとまではいかないものの、ゆったり重めな楽曲が多い印象。この曲のどろどろとした感じがとても良い。
faceless enemy
少し僕に似てるようだった
ゆーまおさんの作曲センスってすごいなと知ったREAMP。この曲を聞いた時は格好良さに痺れた。あまりライブ映えするタイプの曲ではないと思うけど、その分音源の格好良さがあるというか。ゆーまおさんは、特に他のバンドのサポートが多い印象があるので、外部から得るものも多いのかなと。2021年にゆーまおさんのソロインタビューで、作曲面についてのお話あるのでご紹介。
tat
明くる日もくる日もくるくるい咲く 覚めない夢の枕に
REAMPのアルバムツアー「Amplified Tour 2021」のライブ映像を添え。この曲、歌詞がやや官能的な色を感じて、初めて聞いた時は、wowakaさんとシノダさんの楽曲の言葉選びから想起する危なっかしさみたいなものの差を感じた。とシノダさんの楽曲は、tatとか次のうつつとか、倦怠感を感じさせるようなタイプの楽曲が好み。でもこの曲はサビでギュッと締めてくる感じが良い。
うつつ
それではまた夢でお会いしましょう
REAMPのシノダさんの曲「〜ね」語尾が多い。この曲も全体的ににハイセンスだけども、アウトロに向けてが特にハイセンス。同じく「Amplified Tour 2021」の時のものだが、このツアーは初日の名古屋公演の行った。コロナ禍の自粛ムードが続く中、ようやく有観客のライブが出来た頃だったと記憶してて、名古屋CLUB QUATTROも舞台前方に規制線を貼り、座席指定で、アンコール無しを前もって言われてた。そんな中でも、REAMPの楽曲たちを聞けてよかったなあという記憶。
bouquet
僕は今でも、あの時のまま
私、ライブで聞いてないと思うんですよコレ。結構好きなんだけどな。これが後の神カップリング曲、milk tabletやundoに続いていく系統の曲なんだと思う。
Marshall A
動脈から静脈まで周回する環状線、3万キロの渋滞
これもライブで聞いてないと思うんだよなあ……笑 アルバムツアーなのに2曲聞いた覚えがないという。熱心にセトリを覚えないタイプなので、聞いてたけど忘れた説も大いにある。
イメージ
鮮明のスピードで あの時、地球は加速していた
この曲は語れば語るほど野暮だなあとも思う。……ので、最初の話に戻ると、OOPARTS 2022で最後この曲で締めた時は、なんかそのドヤ顔にムカついた笑*1
YUBIKIRI
きっとまた声聞かせて もし、消えたくなったら
誰より先に 僕に知らせてくれ
この曲が出た頃、「wowakaさんがいない3人の曲だ」と言った趣旨の感想の人がいたのを覚えている。……が、私的にはむしろ逆で、これも『IKI』や『HOWLS』からの地続きのヒトリエ。wowakaさんがこだわっていた、人として生きて音楽を続ける、ありのままの一曲を受け継いだもののように感じた。*2
YUBIKIRIもかなり好きな楽曲なんだけど、ステレオジュブナイルが出てからライブでの頻度が減っている気がする。どちらもゆーまおさんのメロディアスな明るい楽曲。個人的には日比谷野音で聞きたい。なんなら「渋谷の空中でシーラカンスが泳いでいる」を日比谷に変えて笑
というわけで、今回はREAMPについてでした! 改めて『REAMP』は、3人のヒトリエが始まった記念のアルバムであり、ヒトリエが続くことを証明したアルバムで、私にとっては救われた気持ちが強いアルバムです。曲を振り返ると、『HOWLS』を踏襲しているような楽曲の配置だなとも思う。このアルバムが出てからライブで観客は発声ができない期間も続いたので、私もそろそろハイゲインで声を上げたいなと思います。
それはそうと、2月リリースのアルバムが多いことを思い出し、チンタラしてらんないのよと気づいた。
最後に『REAMP』の時のインタビューを添え。
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*1:「そっからさあ、海は見えるかい」を海への憧れを歌い続けるcinema staffの主催フェスで歌うんだなあ笑 と思ったのである。それ以前にこの曲は鎮魂歌だと思ってたからさ〜笑
*2:IKIの頃のwowakaさんのツイート
https://x.com/wowaka/status/806499178738130944?s=46&t=SeJHynteeU2NLKDL6pOoZA