ベルが鳴れば御着席

舞台とライブのためなら西へ東へ

最遊記歌劇伝に思いを馳せる

先日、『最遊記歌劇伝 ~外伝~ 』の円盤が届き、届いたその日に本編を見て、ようやく「ああ、最遊記歌劇伝は終わってしまったんだな」と実感しました。公演当時は、最遊記歌劇伝に思いを馳せる時間があまりなかったので、終わった感じがあまりしませんでした。ですが、円盤を見て終わってしまったことを実感し、色々な思いがこみ上げてきました。今回は、最遊記もとい最遊記歌劇伝のオタクによる、走馬灯のような回顧ブログとなります。

めちゃくちゃ長いけど、めちゃくちゃ書き足りてない感 笑

 

https://saiyukikagekiden.jp/

最遊記歌劇伝』シリーズ

演出:三浦香(『God Child』以降)
音楽:浅井さやか(『God Child』以降)

 

人生のバイブル

最遊記』 そう……あれは遡ること15、6年前のこと、レンタルショップに行った際に親が興奮気味に「幻想魔伝最遊記じゃん!?懐かしい!一緒に見ようね」と言ったことが始まりだった。当時、仮面ライダー電王が流行っていたこともあり、関俊彦さんブームが来ていたんだと思う。私の中で「さいゆうき」と言えば、香取慎吾さんが孫悟空をやっていた、ドラマの『西遊記』が結構好きだったり、『ドラゴンボール』も「西遊記」の要素があったりで、元々身近にあった作品でした。なので、当時まだジュブナイルだった私も『最遊記』はパロディものとして抵抗感はなく、その反面かなり衝撃を受けたことを覚えています。何故なら、初見の日に見た夢は最遊記だった。そんな出会いから、怒涛の勢いで全てのアニメを見、原作を読み、画集もよく見てました。お絵描き模写を超え、好きなセリフをノート一面に書き出す、アイタタジュブナイルをひた走るわけでした。多感な時期に峰倉かずや作品に出会うとこうなる。 間違いなく影響を一番に受けた漫画は『最遊記』で、人生のバイブルと言える価値観や言葉を得た作品です。「お前が死んでも何も変わらない、だがお前が生きて変わることがある」は特に好きな言葉です。『最遊記』における死生観が、今の私を作っているといっても過言ではありません。

最遊記歌劇伝との出会い

最遊記との出会いが15、6年前なので、ちょうど最遊記歌劇伝の初演があった時期でした。特撮オタクを兼ねているので、知っている役者がいるなとはなりましたが、いくら2.5舞台(この当時は2.5という言葉が今ほど市民権を得てなかった)に慣れているほうとはいえ、『最遊記』への思い入れが強すぎて、当時はやや抵抗があった気がします。なので、最遊記歌劇伝をしっかり見るようになったのは、『God Child』からです。『God Child』の当時10年前は、2.5舞台に熱のあった時期でもあり、なんとなく見てみるかと思い配信を見たら、思った以上に良くて、まさに「不意打ちの沼落ち」といった具合にすぐにハマりました。『最遊記』を勧めてきた親に、今度は私から「『最遊記歌劇伝』を見てくれ」と言ったような気がします。血は争えない。

ここからは『God Child』以降の、最遊記歌劇伝の各タイトルを振り返ります。

 

『God Child』

www.theater-complex.town

『God Child』以降の最遊記歌劇伝の何に掴まれたか、まずは音楽のキャッチ―さ、次に原作の再構成と原作リスペクトの演出、この2つが大きくあります。

『外伝』まで経た今、この時から変わらない楽曲があることが、『最遊記』におけるキャラクターたちの揺るがない信念や強さ、または抱えている過去に通ずるところがあると思っています。あと、サウンドが「最遊記っぽい」んですよね。峰倉先生がB'zに影響を受けてることを公言しているのもあって、どことなくサウンドが90年代のB’zっぽいというんですかね。原作の再構成と原作リスペクトの演出については、まず毎度「原作:峰倉かずや」の文字を出すところから、リスペクトの意志を感じて好きです。歌劇伝で扱った話は、異聞を除き、完結しているので、巻数を跨いだエピソードのつなぎが可能となっています。これが秀逸だったのは『Burial』なのでここでは割愛します。

今や2.5舞台でも、ひときわ活躍ぶりが輝く鮎川太陽さんが、2.5舞台へと出て間もない作品が本作でした。初期二作から実力も知名度も上げた鈴木拡樹さん、椎名鯛造さんや、実力派の藤原祐規さん、唐橋充さん、平野良さんと並び、さらには、本作は鮎川さん演じる悟浄がメインとなるストーリー。技術面でやや粗削りな部分が見えるものの、鮎川さんの悟浄の体当たりっぷりや必死さが、悟浄のストーリーとマッチしていてとてもいいんです。しかも当時の鮎川さんは、悟浄の年齢設定とほぼ同じで、まさに等身大の悟浄なんですよね。

冒頭に「カミサマの話」とそれぞれの過去から始まりますが、このはじまりが特に良い。神の所在と暗き過去は『最遊記』でもテーマとなる部分なので、三浦演出に変わってからの一作目がカミサマ編でよかったなと返す返す思います。ところで、粗品のオレンジの封筒を破き捨てるのは、確か峰倉先生が本編に入れなかったネタのはず。あの手紙には你健一からの言葉があったとかなんとか。

これもお家芸的な流れができていますが、最遊記歌劇伝はキーゲストキャラクターが歌うま俳優がつくという。カミサマ、健邑、紅孩児、ヘイゼル、敖潤……といった感じに。平野さんのカミサマがとても良いんですよね。私の思う原作のイメージそのままの無邪気さと空虚さを感じてとても好きです。お家芸といえば、日替わりシュール小ネタシーンはこの時点から健在。唐橋さんと村田さんのボニクラがとにかく大好き。演劇大好きおじさんの好き勝手コーナー(好き嫌い個人差含む)。

 

『Burial』

www.theater-complex.town

原作でも群を抜いて人気エピソードで、アニメ版も傑作、この流れに乗るように最遊記歌劇伝の中でも、一番人気作ではないでしょうか。峰倉先生も1番好きと仰っています。私も1番を挙げるなら『Burial』です。歌劇伝が途切れなかった時期、峰倉先生のインターネット浮上もあった時期というのもあって、色々盛り上がってたなあという懐古もあります。

ただ本作は、人気且つ好きなエピソードの舞台化だから好きというだけに収まらないんです。原作物の再構成舞台化として非常にクオリティが高いから好きなんです。

原作では最初に描かれる「烏哭の章」を分割し、烏哭と光明の物語をベースに置き、その上に「玄奘三蔵の章」「悟空の章」「悟浄・八戒の章」さらに、4人の出会いのエピソードである「BE THERE」を織り交ぜた構成になっています。烏哭がなぜ光明に執着するのか、玄奘三蔵と烏哭が捉える光明という人間の違い、陰と陽のコントラスト、原作と同じ流れを踏まず、エピソードを交差させることで、深みを増し、生身の人間が演じることに加えて人間ドラマに厚みができている。これがとても巧い。

「ああ、あの光は眩しすぎて、厄介だね」の你健一の台詞とともに並ぶ三蔵一行を見て、この4人が好きなだよなあと実感した。とても好きな場面。4人の良さを語るだけでも長くなるので、一言にまとめると、彼らの自然体さが三蔵一行なんだなあと思います。

烏哭・健邑のキャスティングも絶妙。仮面ライダーオタクなら、「唐橋充藤田玲が同じ役を演じる」ことには興奮せずにはいられない。顔の雰囲気や佇まいは全然違うのに、喋り方ひとつで同一人物に見える。役者ってすごい。あと、三上さんの光明も絶妙(韻踏んでしまった)。原作では糸目キャラなのに対し、三上さんはぱっちり丸目でも、存在は光明そのもの。今や当たり前の光景ですが、当時はこの違和感のなさに驚きました。アンサンブルで、栗田正明さん、森川次朗さんが入っているのもとっても豪華。

『God Child』は配信だったので、観劇ができたのは本作から。今は無き大阪・シアターBRAVA!でした。かなりいい席で観劇できたのもあって、本当に現地で見ることができてよかった思い出深い作品です。

 

『Reload』

www.theater-complex.town

結果的に鈴木さん、椎名さん、鮎川さん、藤原さんの三蔵一行が並ぶのは、本作が最後になってしまったことに加え、このタイミングじゃなければ2度と実現はしなかったであろう、小野田龍之介さんの紅孩児の再登場。奇跡的なタイミングだったんだなと思います。こちらも、当時東京・サンシャイン劇場にて観劇ができました。

小野田さんの紅孩児は、歌声の気品さと強さが紅孩児のイメージそのものです。ビジュアルは特別似てるわけではないんですが、歌声でキャラを作ったものだと思ってます。先述した歌うま枠は、それぞれそのキャラクターのイメージ通りの歌声をしているんですよね。楽曲の話だと、『Reload』からの楽曲「ヒカリ」は歌劇伝の中でも群を抜いて好きです。

本作は特に雀呂が出てきたのが嬉しくて笑 本編も比較的明るく楽しい場面が多かったので、最遊記歌劇伝のシーズンの中でも特に楽しい時期だったなあという懐古。また、円盤の特典映像も群を抜いて面白いんですよね。遊び心を超えてもはや悪ふざけが多々笑

あとは、私個人としては『Reload』は円盤のリリイベに行けたことも思い出深かった出来事の一つ。唐橋さんは出席していなかったこともあり、主題歌の「闇夜もうすぐあなたを包む」のパートを三上さんが歌っていて、月闇ファンが騒然とするという事態が起こったことが懐かしいです。

 

『Darkness』

www.theater-complex.town

(『異聞』はしっかり見ていないので割愛します) 『Reload』から4年経った続編。『異聞』や映像作品やCDがこの間にあったとはいえ、この4年はとても長く感じました。コンスタントに続編が出るビッグタイトルの2.5舞台の裏には、こういったなかなか続編を作るのが難しい舞台もあるんだと思わされた事案です。『Reload』で「虫みたいだ」の台詞を出し、ヘイゼルとガトのシルエットを出して終わったからこそ、とても期待していていました。なので、『Darkness』が決まり、本編を見たときは、続編が上演された!ヘイゼルとガトが出てきた!それだけで嬉しい気持ちになりました。

しかし本作、公演当時はマイナスな意見が散見されたのも記憶に残っています。私は単純だったので良いところだけ見て喜んでましたが、マイナスな意見も正直わかるなという作品です。それもこれも、4年の時間経過と、本や演出を熟考できない多忙さが影響しているのではないかと感じていました。演出の三浦さん、音楽の浅井さんも、最遊記歌劇伝の評価を経てこの4年の間に、多くの2.5舞台を手掛けるようになりました。キャスト陣もしかりです。

私の一番の疑問点は、「三蔵一行とヘイゼル・ガトの「賭け」」の場面を削除したことです。この時点で省略したので何かしらの意図があるのかと思えば、『Sunrise』の八戒の台詞で賭けの話が出るんですね。いやいや、やってないじゃんと。烏哭と光明の賭けの場面と対比してるわけじゃないですか。どうして削除したのかがわからないんですよね。ここは本当に三浦さんに問いたい。……という消化不良がある反面、お家芸のギャグシーンがやたら長い上に面白くないのが反動だったかなと思います。

でもやっぱり、『Darkness』を見た当初は嬉しかったんですよね。一番は法月さんのヘイゼルが、ヘイゼルそのままだったこと。法月さんのヘイゼルのおかげで、ヘイゼルのことがもっと好きになりました。……まあちょっと法月さんの話題が出しづらくなったのは残念ですが。板の上では誠実で技量のある方だったと思うのでいいんですが。あとは、さいねいさんの八戒ですね。正直に言うと藤原さんでできないことが残念でなりませんでした。でも、さいねいさんなら文句ありませんし、私個人のさいねいさんの八戒の印象は「悟能のが雰囲気合うな」なので、ちょうどカフスを取るエピソードでよかったなと。この公演は当時多忙だったので現地で見てませんが、配信で繰り返し見ました。そして、各所で「ヘイゼルが良い」と喚いた覚えがあります笑

 

Oasis

youtu.be

これも上演できてラッキーなタイミングでしたね。2020年2月の上演で、緊急事態宣言下になる直前の時期でした。私も運よく、東京・紀伊国屋サザンシアターにて観劇できました。本当にできてよかったと思います。これも正直、三蔵がいないのは非常に残念でした。悟空、悟浄、八戒側だけならともかく、ヘイゼルとガト側ももちろん同時進行ですから、『Sunrise』で回収したとはいえ、「一寸の虫にも五分の魂」ができなかったのが残念でした。

しかし、それ以外はかなり好きで『Burial』の次ぐらいには好きな作品です。生身の人間が演じることで、オアシス編の人間の残酷さや愚かしさがよりリアルに感じました。特に、人間と妖怪の群像劇だと感じる作品です。また、三蔵が不在で、悟空が主役であることも、作品のスケール感を良い意味で変える要因だったかなともいます。圧倒的なカリスマ性は無いからこそ、オアシス編に登場する人間や妖怪との目線の位置が近いことで、『最遊記』の世界観がよりリアルに映る感じがありました。峰倉先生も言及していましたが、妖怪の兄ちゃんから貰った帽子を、最後に悟空が舞台上に引っかけて終わるところでウルっときました。

Oasis』の「俺たちは何処へ急ぐ」の歌は、オアシス編の見開きイラストに添えられていた文章そのままで、ここでも原作を汲まなくさらっているリスペクトを感じたポイントです。そしてこの曲がとても良い。あとはお家芸ギャグシーンでの「恋の火鍋っこ」……このメロディラインが後に使われるなんてな。なんか……ずるいなあと笑

 

『Sunrise』

youtu.be

Reload・ヘイゼル編の最終章。とにもかくにも最遊記歌劇伝がここまで奔ることができて、本当に良かったと、それだけで安心しました。心残りは鮎川さんの悟浄で見ることができなかったことだけです(当時ヒプステも好きなオタクだったので、めちゃくちゃに暴れ倒して、なかなか立ち直ることができなかった思い出)。大阪・WWホールにて観劇し、後日WOWOWでの生配信も見届けました。

一番はやっぱり、唐橋充さんの烏哭で、ヘイゼルの回想から烏哭戦までが見られたのが嬉しかったことですね。『Burial』で黒法衣を見たときから熱望していましたから……唐橋さんの烏哭については「圧巻」の一言に尽きました。長台詞も見事でした、アクションも歌も安定のクオリティでした。驚きはバク転が見られたことですね。近年は重鎮や落ち着いた役が多いですけど、元々体操とダンスが達者なお人ですからね。何よりずーーーっと底知れない恐さ。芝居の妙ですよ。もうつくづく唐橋さんが烏哭でよかった。色々あるんですけど「君に価値なんてないよ」が聞けたときには、天を仰ぐように喜びました(そんな場面じゃないんだよなあ)。『Darkness』から満足度が非常に高かった法月さんのヘイゼル、ヴラハルも見事でした。最後のガトとの場面やバンダナを手にする場面は、わかってはいたけども大号泣ものでした。

『Sunrise』というサブタイトルも見事だなと思いました。基本的に最遊記歌劇伝では、三蔵一行を「看る」役割は、観世音菩薩ではなく光明がになっている作劇をしているのもあり、常に光明と烏哭がいます。「次に昇る太陽を」という二人の賭けを、最後まで印象付けるように名付けられた『Sunrise』というサブタイトルは、最遊記歌劇伝らしいなと思います(だからこそ、三蔵一行とヘイゼル・ガトの「賭け」も必須だと思うんですけどね……)。

 

『外伝』

youtu.be

私個人としては、いくら好きな最遊記歌劇伝といえど、外伝だけはやって欲しくなかった派だったんですね。色んな理由がありますが、外伝だけは原作漫画だけで良いと思っていて。……でも私がこう思う以上に、鈴木さんたちが昔から「やりたい」と望んでいたのなら、オタクが文句垂れてもしょうがないなと思うぐらいの強い意志を感じました。『Sunrise』のラストで桜吹雪が見えたときに、本当にやるんだなと覚悟を持ったのが懐かしいです。そして『Sunrise』から大きく期間を開けることなく『外伝』ができたのも良かったと思います。

生きるために、生きる」これ以上ない、完璧な歌詞です。壮絶な散花を見せていく外伝は、本編以上に「生きること」への意志が純粋で強いものです。「ただ息をして生きるため」じゃなく「生きるために、生きる」素晴らしい対比だなと感動しました。

音楽についても、然る場面で歌われるべくして歌う曲の配置が見事でした。泣きました。ここまでシリーズ化できた作品ならではであり、これが最終作になるという面でも、カタルシス効果がありすぎる演出でした。「ただ生きている~」の曲のはじまりは『God Child』の麻雀の場面しかり、『Burial』の金色の下に集う四人の場面しかり……本当にここぞという場面ばかりです。

外伝の4巻分を見事に3時間弱にまとめあげたと思います。欲を言えば、特に終盤などはもっと間を使ってじっくり見たかった気がするけど。公演当時は色々思うところがあったような気がするんですが、先日円盤で見返したら、OPの時点でぼろ泣きしていたので細かいことは忘れました。というより、良い作品だなと思い直しました。当時、配信は見ていなかったというのもあって、表情をしっかり見て、全員良い表情をしていて、それだけで泣けてしまう感じがありました。あとはもう、三蔵一行が好きだなあと思わせる、最後に三蔵一行が揃う場面。そして「Go to the west」です。泣いた泣いたばっかりの外伝ですけど、やっぱりここでも泣いた。唐橋さんも大千秋楽にゲストで出演できたのは本当に良かったと思います。……シークレットなのは悔しかったけど……

個人的には、最初に最遊記歌劇伝を観劇できた『Burial』がシアターBRAVA!だったこともあり、『外伝』ではWWホールでの観劇で、ほぼ同じ立地である西の地で終わりを迎えられたことも満足しています。

 

2.5舞台は、漫画アニメ原作のその特性から、他舞台にはない「シリーズ化」があることによって、終わりの迎え方が課題となっているコンテンツだと思っています。(余談ですが、ペダステもフィナーレを迎えるとのことで、平成の鈴木拡樹コンテンツもいよいよ終わりなのかと思ったりなんなり。語弊なく補足すると、鈴木さんはずっと第一線なので本当にすごいと思う) 最遊記歌劇伝は、紆余曲折ありすぎて、ファンも製作陣も100%納得のいく進め方ができなかったかもしれません。あくまで「かも」ですが。しかし、美しい終わり方ができたと個人的には思います。三蔵の「守らなくてもいいものが欲しい」の台詞から始まった『God Child』、「守りたいものができた」金蟬の物語がある『外伝』で終わる。そして、物語は三蔵一行の西へ奔る物語へと続いていく。原作がまだ連載中であるからこそ、未来の希望を見る終わり方ができ、功を成したと思っています。

最遊記歌劇伝、とても楽しかったです。私にとっては約10年間、コンテンツとしては約15年間、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。