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MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜 感想

ブログ開設3年目を超え、昨年は舞台感想ブログメインでコンスタントに進められて、無事に継続出来ていると安心しています。そして、今年2026年は昨年のまとめの終わりにも書いたように、観劇頻度が減る見込みとなっているので、新しいカテゴリも追加しようと思いました。今年1本目から早速始めようと思います、ズバリ「特撮」です。

昨今、久々に現行を鑑賞出来ているのと、過去作の再視聴が多いので、普段の舞台感想ブログと同程度のテンションで書いていこうという心持ちです。特撮オタク・マニアの皆さんに向かっては、イチ視聴者の感想しか無いですよとお伝えします。今のところ、特撮とカテゴライズしたので、広く見ていきたい心持ちはありますが、今後の方向性について、私の昔からの好みゆえに「東映特撮・仮面ライダーシリーズ」に偏りがあると思われます。


……とはいうものの、今年1本目のカテゴリ「特撮」に入れていいのか? まさかの過去トンチキ舞台イベントの感想である。

 

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MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜

2009年6月28日・29日 東京国際フォーラム
脚本:米村正二
オリジナル楽曲作詞:藤林聖子
オリジナル楽曲作曲:中川幸太郎
演出:源馬均

 

仮面ライダーディケイド』の時の、平成ライダー10周年を記念したイベントで、ステージ・ライブ・トークが行われたもの。その中の「仮面ライダーミュージカル」がめちゃくちゃ面白かったので、仮面ライダーミュージカルの感想のみとなります。

 

仮面ライダーミュージカル

『ディケイド』はリアタイでもあり、このイベントも名前だけはだいぶ前から知ってはいたものの、初鑑賞はここ数日の出来事で、それはもう衝撃でめちゃくちゃ笑いました。何故、今更になって見ようと思ったのかは話せばややこしいんですが、簡潔に言えば、2026年は仮面ライダーカブト20周年です、宜しくお願いします。

さて、「仮面ライダーミュージカル」について場面を追いながら感想をば。

 

オープニング

ミュージカルといえば、ウエストサイドストーリーだよなァ!という、ミュージカル作品としての気概を感じる、ショッカー戦闘員たちによるウエストサイドストーリー的なダンス演出から開幕。『仮面ライダー555』の「ハイパーバトルビデオ」でもウエストサイドストーリー的な場面ありましたね。てか、ミュージカル好きなのか。

そんな大ショッカーの皆さんによる、「全人類をワルワルにし、全世界を征服する」計画の下、死神博士が作詞作曲と振付をしたという、人類ワルワル化計画のダンスをご披露。その前座に、Climax JumpのHIPHOPバージョン。懐かしい。

♪ 最悪だ!大ショッカー

この曲がこの後、要所要所で続くんだけども、脅威の中毒性。ミュージカル鬼キャッチーをよく分かっている。オレンジジュースも悪味らしい。

そんなやや浮かれポンチなショッカーに、捕らえられた、夏みかんこと夏海ちゃんが! そこに現れた門矢士。

士「酸っぺぇなぁ〜夏みかん」「夏海だけじゃ物足りない。俺が世界を救ってやる……多分」

この……のっけから米村正二節全開で……と思うも束の間、通りすがりの仮面ライダーディケイドに応戦する、キバ、カブト、ファイズクウガ(グローイングフォーム)が登場。ショッカーによるワルワルダンスを止めるディケイド、ここでお説教BGMとともに「歌は心の叫び、ダンスは大地の鼓動、歌とダンスは人を楽しませるものだ」と一蹴。そして指パッチンとともに名曲のイントロがドン。

仮面ライダーヒーローズ

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ワッ!すげぇや!このメロ、完全にミュージカル『テニスの王子様』が大成功した時代の香りがする!

なお、ご出演の門矢士役の井上正大さんと、小野寺ユウスケ役の村井良大さんはテニミュ氷帝の同期です。なお、仮面ライダーミュージカルの音源は各種配信サイトでダウンロード出来るそうですね。曲があまりにもテニミュすぎて、作曲家は特撮にもテニミュにも縁のある佐橋さんかなと思ったんですが、違いました。

にしてもこの曲本当に好きなんですけど、なんでよりによってこのメンツだったんですかね。原点のキャラとも、ディケイドの各世界のライダーたちともキャラが違うぞ!と思ったとしても、歌って踊るカブトを見るたびの笑いが止まらない。「♪〜着いて来れるか?クロックアップ

優しさ故の甘さのある小野寺クウガは、ショッカーに捕まってしまいます。ファイズクウガはまだ見習いのライダーなんだ!」そうなんだ……

 

ライダープリズン

捕らえられた小野寺クウガ、目が覚めるとそこは……ライダーたちの監獄、ライダープリズンだった。メンバーは、イクサ、キックホッパー、パンチホッパー、王蛇、電王ソードフォーム。そこに茶々を入れるキバーラ。主人公ライダーは、別人ショー仕様の声優さんが声を当てているにも関わらず、ここは何故か無駄にオリキャスなのフッ軽メンツすぎる。

キックホッパー「決まってるだろ、地獄の3丁目だ」
パンチホッパー「兄貴、ここは4丁目だ」
キックホッパー「相棒、地獄は全部3丁目なんだよ」

この……米村正二節全開で……(何を持って米村さんの脚本と判断しているかと言われるとフィーリングではある)ところで、凶悪犯罪者の浅倉王蛇、逮捕歴のある名護イクサ、チンピラのモモ電王の並びに、キックとパンチいると、一見馴染んでいるように見えますが、この人たちは「なんか悪ぶってるだけ」のやさぐれ地獄兄弟なので、不憫だ……となります。影山は幼女誘拐があるけど、矢車さんは本当に何もないはずです!……知らんけど!

♪ ライダープリズン

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新入りの小野寺クウガに、監獄の決まりをご丁寧にお歌で教えてくれる皆さん。歌い出しはキックホッパー。ノリノリじゃねえか兄貴! イクサにソロパートが無いことは言ってはいけません。パンチホッパーのソロで「スクール」に合わせて、ランドセル背負うポーズするのがあざといので必見です。

 

華麗に本筋(?)をスルーしていますが、ここで小野寺クウガと見習いショッカー戦闘員のウーが、落ちこぼれ同士の絆を深めます。お互いを「クーちゃん」「ウーちゃん」と呼び合う仲に。なお、ウーの声は森久保祥太郎さん。癖の強い喋りと歌の上手さが光っています。小野寺クウガとウーのそれぞれのソロ曲が、同じ曲で歌詞だけ違う仕様なのが、ミュージカルのリプライズのそれで完璧すぎる。また、この場面で歌った曲を、あとの場面持ってくるとか。

♪おちこぼれの歌

♪星をつかまえて

本作、ただ歌って踊るステージだからミュージカルじゃないんですよ、ミュージカルの基本が備わっている、れっきとしたミュージカルステージなんですよ!……と、ミュージカルの感想ブログがメインである私は強く言うのであった。

 

♪最高のお宝

そんなこんなで、お騒がせ泥棒の海東大樹が登場。ディエンドに変身して、ショーアップテイストな2号ライダー召喚ソングをご披露。シルクハットを持った2号ライダーたちが登場。2号ライダーとは言ったものの、王蛇がいるせいか『龍騎』からはゾルダなんですよね、謎。

そして、ディエンドが牢屋のライダーたちに「ライダー漫才で1番面白かった人を牢から出してあげるよ☆」と挑発。そこにまたもノリノリな地獄兄弟が先陣を切る。……と、こんな感じでライダープリズンのターンが意外にも長いという笑 ライダー漫才については、何もしなくても普段通りに喋る名護イクサが1番面白いというアレ。

モモ電王がウーに「デラックス馬鹿」と言う場面があるんですけど、小説版のカブトで加賀美の台詞の「デラックス馬鹿」があったことは印象深かったので、米村さん特有の言葉か……と気づくなどしました。

結局、全員牢屋から出してもらい脱獄成功。

 

ライダーになろう!

脱獄後、小野寺クウガとの絆を深めたウーはライダーになりたい!と、クウガと一緒に強くなることを宣言。しかし、追ってきたショッカーの皆々にウーは捕らえられ、裏切り者として改造されてしまいます……

で、この間に小野寺クウガが精神世界の葛藤みたいな場面で、アギト、龍騎、剣と会話をするんですね。「本当の強さは、本当の優しさに」と己を律する良い場面。……なんだけども、ここで「(あれっ……もしかして響鬼さんが空気だな)」と気付いてしまう。なんとも悲しい。

改造されたウーはガニコウモルの姿に。ここからライダーたちとショッカーのアクションステージが続きます。「戦わなければ生き残れない!仮面ライダー龍騎!」と名乗って出てくる龍騎、あまりにも嘘すぎてツボ。

小野寺クウガは、ウーとの戦いでウーと一緒に歌った歌で、ウーを目覚めさせます。ちゃんとミュージカル!もしくはぴちぴちピッチ!友情パワーで強くなった二人は、クウガはマイティフォームに変身、ウーはライオトルーパーの変身。れっきとした仮面ライダーに!良いシーンなので「何故、ライオトルーパー」と思ったらダメだぞ!

 

場面は、ライダーたちと大ショッカーの最終戦へ。

平成ライダーが集まり、ショッカーのワルワルダンスに対抗して「仮面ライダーヒーローズ」で一つに。しかし、ワルワルも負けていないので窮地に……!

そこに現れた、仮面ライダー1号、2号、V3、ライダーマン、Xの5ライダー。1号による激渋「仮面ライダーヒーローズ」で対抗!

地獄大使「昭和がなんだ!!」
私「誰も昭和なんて言ってないよ!!」

メタですねぇ。

地獄大使「この恨みは、劇場版オールライダー対大ショッカーで晴らしてくれる!覚えてろ!」
私「ライダー大戦は劇場へじゃないんだよ!!」

メタメタですねぇ。

仮面ライダーたちの戦いはまだまだ続きます。

♪ NO.1 ヒーローズ

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ワッ!すげぇや!このメロ、完全にミュージカル『テニスの王子様』が大成功した時代の香りがする!(2回目)

こちらも好きな曲ですね。どうしたっても踊ってるカブトで笑っちゃうんですが。「♪お〜れたちが〜ナンバーワン」のところの振付好き。

最後には士とユウスケが素面で登場。ユウスケ、劇中は士よりも喋ってましたが、素面で出てくるのはここでやっと。

 

カーテンコール

ライダー、ショッカー、メインライダーと順番に登場。物凄い数のスーアクさん(クレジットはミュージカルキャストになってるので、その方面の人たちが多いのかな)が登場。何故か、カーテンコールでは、本編に出なかった昭和ライダーたちも登場。ミュージカルキャストのクレジットに、昨年刀ステで脚光を浴びた下尾浩章さんの名前があって、どの役だったんだろう〜と気になってます。怪人の中に、背の高めな怪人がいたのでそれかなぁ。

さて、ミュージカルでカーテンコールといえば、

アンコールソング、だよなぁ!

♪ サンキュー!

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最高かよ…………涙

完全にまたテニミュなんですけど、ここでエモーショナルにライダーもショッカーも手を振り合うのいいですね。コールアンドレスポンスも完璧。何気に真ん中を陣取ってしまった地獄兄弟が良い構図になっています。仮面ライダーミュージカルはここで幕……

 

いや〜〜〜素晴らしい作品でした。おかげさまで暫くツボなので、1週間レンタル購入を継続してしまいました。昭和平成ライダーがこの人数だったから出来たろうし、今の時代はこの時代よりも、こういう原点キャラのイメージと離れたものへの抵抗ある人が多そうなので、この時代だから出来た感があります(とはいえ、何かの節に似たようなのやりそう感は大いにある)。私は好きです、大好きです、元気が出ます。

 

odaibako.net